スペインの景色~懐かしや

 1997年7月。スペイン・アンダルシア・グラナダの「アランブラ宮殿」へ向かう参道の写真です。
 ゴメレス坂を登りきって、まだ坂が続きます。この道は何度も歩いたし、何度も写真を撮ったけど、この写真のような「天から差し込む一条の光」は、この時ただ一度。
 「選ばれし者の恍惚」と言っては気障ですが、「神様が歓迎してくれたんだ」と思い、心が洗われました。
 静けさに、音なき音を聴くような、そんなひと時でした。放心から、ふと気付いて息を吸い込むと、やけにその行為が生々しいように想えました。

 と文学青年(古いねぇ、言葉が)風に書いてみたぞ。次は~:
 マドリッドから下ることしばし。風車で有名な町「コンスエグラ」の風車。
 「光と影」「生と死」など両極の相反するものが紙一重に背中合わせの国、スペイン。それは自然にも現れている。過酷に照りつける太陽が沈むとすぐに、漆黒の夜が訪れる。うつろう「夕暮れ時」など無いのだ。一瞬にして昼夜が入れ替わるが如く。
 その「移ろいの一瞬を、我がものとして記録したい」と願っての一枚。1997年6月。

 と、こちらは写真雑誌の感じで、ややポエティックに書いてみました。美しい風景でしょ?楽しんでね。

JUGEMテーマ:旅行

金沢・輪島・能登半島へ旅行~4(能登北岸~金沢)

JUGEMテーマ:旅行

 ペぺ田代の金沢・輪島・能登半島旅行記の第4弾で最終回です。能登半島の北岸を海沿いに輪島へ向かい、特急バスと同じルートの能登有料道路を通って、金沢までのドライブ。
 須須神社から少し北上し、能登半島の突端に位置する「禄剛埼灯台」です。車を停めて、坂道をだいぶ登ります。結構疲れるくらいの坂道。登り切ると、広場となり、その先に灯台がありました。見晴らしが良いところだから、当然、風当たりも強いですな。
 この辺りは「狼煙(のろし)」という地区らしいです。その昔、狼煙を焚いたのでしょうね。

 この狼煙地区から、海岸線は「北向」になり、景観はともかく、一気に波が荒くなります。強い北風に白波が立つのですね。流石に「荒々しい日本海」といった感じになりました。
 輪島に向い、しばらく走ると「塩田」があります。天然塩を作っていて、直売所も見かけました。私も「天然塩」を土産にも買いましたが、荒い粒子の塩で、味も楽しみです。(まだ使ってない)

輪島に3時頃ついて、(元輪島駅~今は「道の駅 輪島」)駅前の喫茶店で昼食を取りました。で、金沢へ向けて、高速を走ります。やはり空いていて快適。なれないレンタカーなので、80~90キロで静かに走ります。
 能登有料道路は、千里浜ICあたりで、海沿いになり、景色が美しいです。本当は、そこで一度高速を降りて、海すれすれを走る一般道「千里浜なぎさドライブウエイ」でお景色を楽しみつつゆっくり走り、また高速に戻る、という工程を教わったのですが(金沢の骨董店主人に)今回はうっかりして、そうしませんでした。後悔。で、そのエリアの「志雄PA」で夕焼けの写真。
 
 金沢駅前でレンタカーを返却。(無事にドライブできて良かった!感謝)
 あとは、高速バスの時間まで、居酒屋でのんびり一杯です!石川県の焼酎(銘柄忘れた)をお湯割りで楽しみました。
 ちなみに、金沢駅はモダンなデザインです。写真は、早朝、東京から着いた時のものです。

 以上、4回に分けての能登半島旅行記、楽しみのおすそ分けでした。ともかく、石川県、富山県エリアは、米良し、水良しで、基本の御飯が美味しいから、いいな~。また、行きたい。では、コメント書いてね。

金沢・輪島・能登半島へ旅行~3(能登半島ドライブ)

JUGEMテーマ:旅行

 ペぺ田代の能登半島旅行記の第三弾です。3月15日は、レンタカーを使って、能登半島の東~北岸の海沿いを、景色を楽しみつつドライブ。
 お世話になった「民宿あすなろ」のおかみさんと記念撮影。おかみさんから聞いた話を紹介します。
 こちら「あすなろ」は輪島で最初の民宿とのこと。輪島の最盛期は昭和42~3年頃だそうで、なんでも、司葉子さん主演の映画がヒットし、その舞台が輪島だったことから、若い人たちの間で、輪島への旅行ブームが起こったのだとか。
 海外旅行が高根の花だった時代だから、遠距離の旅行には「半島」を選ぶ傾向が強かったこともあったそうです。
 この季節(学生には春休みですな)には、大学生のグループを筆頭に、若い同性同士のグループ客が非常に多く、泊めるところがなくて困ったことも多かったとか。
 そのうち2軒、3軒と民宿が増えたようです。もともと、金沢や富山からの行商人も多かったらしく、「活況を呈した」時期だったのでしょう。
 その頃殺到した「若者達」は、正に「団塊世代」ですな。昨年から定年退職のピークを迎え始めた「団塊世代」の皆さん、「若き日の想い出との邂逅」に、今、また輪島の民宿を目指してみたら如何でしょうか?静かにゆっくり過ぎる時間に、「置き去りにされたもの」をじっくり考えてみるのも良いのでは?お薦めします!輪島の民宿!
 ちなみに、「輪島民宿あすなろ」さんはHPあります。電話0768-22-0652。
http://www.wajima-minsyuku.com/asunaro/(コピー&ペーストで使用してください)
そうそう、「あすなろ」さんのお風呂は温泉でした。実に結構でした。

 輪島市内から、特急バスで能登空港へ移動して、予約したおいたレンタカーを。で、今日は雨も上がり、まあ、ドライブには適切な天候になりひと安心。
 道が空いてて、走りやすいです。道自体も良く整備され、ばっちり快適。空港から、まずは内陸の「珠洲道路」を走り、能登半島の東海岸を目指します。小一時間で「赤崎」「松波」「弁天島」など点在する「恋路海岸」へ突き当りました。
 写真は「弁天島」。海に浮かぶ神社ですな。波に鳥居が見えますね。

 足場が悪かったのですが、入ってみました。すると、小さな祠(ほこら)があって、ご本尊に「琵琶を弾く像」が奉られていました。もう、ギタリストとしては、同じ弦楽器仲間ですから、この出会いを感謝し、早速お参りしました。「ギターが上手くなりますように」と。

 またしばらく走り、この辺随一の観光スポット「見附島」。別名「軍艦島」だそうです。
 観光バスも来ていたり。ここに向かう道中、何度も見えていましたから、結構遠くからも見えるのですね。
 ここから、能登半島の最先端を目指し。北上してゆきます。まだまだ、今までの海は「内陸向き」なので、波も穏やか。

 日本海に突出した能登半島最先端部は「鈴御崎(すずみさき)」という霊験無双の聖地だそうで、そこに鎮座する「須須神社」は「東北鬼門日本海の守護神」だそうで、2000年の歴史を誇る神社だそうです。
 私は、なぜか昔から神社好きなので、今回も、この神社をお参りできるのを楽しみにしていました。訪れてみると、とても良い空気の静かな神社で、結構石段を登ります。良い神社特有の、粛々とした気に充ちていました。今回は、お札も分けていただきました。

 長くなったので、続きは又次回。次の第4弾で「能登半島旅行記」も終わりになります。

金沢・輪島・能登半島へ旅行~2(輪島)

JUGEMテーマ:旅行

 「金沢・輪島・能登半島へ旅行に行ってきました」の第二弾です。前回の「早朝に金沢到着~昼食に寿司」に続いて、「輪島へ移動~散歩~夕食」を紹介します。
 金沢から輪島を結ぶのは「特急バス」。「香りん寿司」さんから歩いて「めいてつエムザ前」のバス停へ。
 金沢市内から能登有料道路を通り、能登空港を経由し(私たちが乗車した便は)輪島市内へ、約2時間半弱の道のり。
 しばらく海沿いを走るので、景色も楽しいです。でも、天気はあいにく。

 宿に着いたのが4時頃。荷物を置いて、雨の中、輪島港から海沿いを散歩します。
 輪島は、有名な朝市がありますし、まあ、中心街はそちら方面ですが、前回来たときにゆっくり歩いているので、今回は迷わず反対側を散歩コースに選びました。
 雨脚も風も強まって生憎ですが2時間弱、散策しました。

 輪島港では、漁船が沢山停泊していて、実に漁港らしい雰囲気。ウミネコが鳴き、風雨にさらされ「日本海の海!」って感じで気分も出ます。
 漁船にウミネコが羽を休め、そばに寄っても逃げなかったので、記念に写真撮影。

 浜に降りてみました。私は、クラシックギター演奏のために、「右手の爪研ぎ」は重要な作業なのですが、
①金属やすり②紙やすり③固い木片④石
の順番で仕上げてゆきます。で、石ですが、トルコのエーゲ海で拾ってきた石を使用しています。
 で、生徒さんにも爪とぎ用に適切な石を拾ってゆこうと思い、ここで拾ってみました。

 これがその時拾った石です。後で、生徒さんにプレゼントします。なかなかちょうど良い石がないものですねぇ。ざらざら過ぎたり、平面が少なかったり。

 靴もびしょ濡れで宿に帰り着きました。靴に古新聞をつめて、ボイラー室に置いてもらいました。翌日にはすっかり乾いて、快適でした。
 で、楽しみにしていた夕食!飲み物のメインは、輪島に着いてから、宿へ歩く途中で買ったシャブリです。2006年。ペぺ田代、こういったことに抜かりはありません!宿のおかみさんも、気持よく「持ち込みOK。冷蔵庫に入れときましょう」と言ってくれました。

 で、何故シャブリかといえば、今夜のメインは「かに」だったので。宿の予約時に、別注で「蟹」を夕食に付けてくれるよう頼みまして、家内共々(特に家内がカニ好きなので)楽しみにしていました。
 季節的に、もう一杯一杯(遅い)だったので、カニ味噌や卵などは今一つ、詰まっていなかったけど、身が実に美味しかったです。
 私の携帯と一緒に撮りました。大きさがわかりますよね。

 お刺身も結構でした。特に(やっぱり!)ブリ。何といっても、富山から能登といえば、寒ブリ。「寒」は正式には1月一杯ですが、3月でも結構でした。甘エビは、地方出色ですね。悪いわけがない。個人的には好物では無いのですが、この甘エビは美味かった。
 地方特産といえば、この季節「ホタルイカ」。よく刺身で食べるらしいのですが、この「酢味噌和え」もオツでした。

 ぶりの刺身が上手けりゃ、ブリカマ焼きがダメなはずがない。で、これに「生わさび」を多めにつけて、シャブリと合わせたら!ドンピシャリ!!!最高でした。
 また、写真のように「大根おろしに七味トウガラシのみ」の取り合わせも「!」。結構でした。知らなかったので、好物がまた一つ増えてしまいました。

 というわけで、今回も食べ物、飲み物の話ばかり!ということになりましたが、どうぞご容赦を。で、今回もお世話になった宿ですが、「民宿あすなろ」さんといいます。とても親切にしていただいて、気持よく旅の一日を過ごせました。次回の「能登旅行記第三弾」で、詳しく紹介したいと思います。おかみさんから聞いた昔話も、感慨深いものだったし。お楽しみに。

金沢・輪島・能登半島へ旅行に行ってきました

JUGEMテーマ:旅行

 13日(木)、私ペぺ田代はいつもどおりペペタス・ギター教室高田馬場校で、朝11時~夜9時30分までレッスンでした。レッスン終わり、急ぎ軽食を取り、池袋東口へ急ぎました。22:30発の夜行バス「金沢行」に乗車、家内共々、能登半島を楽しむ小旅行へ出発です。今日も花粉、すごかったですね。アタフタとバスに乗り込み、ようやく落ち着いた、と思ったら消灯です。大変、疲れていたので、1時間ほどで寝り込みました。金沢駅到着の5:45頃まで、眠れました。ラッキー!長距離の乗り物で眠れないのは辛いですからね。
 駅近くのファミレスで朝食、洗顔などし、時間を潰します。で、9時頃店を出て、「武家屋敷周辺」を散策します。
 あいにくの雨で、傘をさしつつ。水路に沿っての町並みに、風情も残ります。このあたりは、金沢随一の繁華街「香林坊」の裏手になるとかで、大通りへ出るのもすぐそば。

 雨に濡れる街並みも風情あるもの。冬の支度も、そこかしこに残り、春がもうすぐそこ、と感じさせます。時間が早いせいか、金曜日という平日のせいか、天気のせいか?他の観光客の姿も少なく、家内と二人でのんびり歩きます。

 次に向かったのは、香林坊からタクシーを拾って「金沢古民芸会館」へ。家内が雑誌で知ったらしく、行ってみました。やや遠いので、歩きではやや苦しい立地。
 入ってみて、この通り。実に素敵です。陶磁器が多いですが、ガラスやランプ、時計に着物、タンスなど、まあ、骨董一般揃ってます。皆、店主はじめスタッフの方が親切で、気分良く見られました。

 こちらは、「根付」を見せてもらいました。根付としての芸術的価値は特に高いわけではありませんが、骨董として楽しめるものです。値段も安かったです。真のコレクターでなく、インテリア、小物として「根付収集」してる方にはもってこいでしょう。
 能登半島の道路事情なども親切に教えていただき、ありがとうございました。ちなみに「金沢古民芸会館」電話076-244-4202 金沢市西泉3-95、第1日曜定休だそうですが、店主に聞いたところ、「正月以外、ほとんど休んでないよ」とのことでした。
http://www.geocities.jp/kanazawakomingeikaikan (コピー&ペーストでどうぞ)

 おなかも空いてきました。6年前、やはり家内と二人で来た折に立ち寄って、舌鼓を打った寿司屋へ行こうと思いましたが、店の名前も何も覚えていない。おぼろげな立地条件のみのうろ覚え。でも、タクシードライバーさんに助けられ、見つけました!
 「香りん寿司」(こうりんすし)さんは、金沢城公園の丸の内側、尾崎神社さんのほうから出てすぐ。 電話076-231-5964で日曜祭日定休と聞いたような気がしましたが、ビール2本飲んだ後なので、自信がありません。若き店主は、ブログもやっていて、「香りん寿司」でヒットするそうです。ちなみに http://www16.ocn.ne.jp/~kourin/ 。

 当然、寿司も良いのですが。器もこの店主が焼くのだそうです。なかなか結構でした。左手は先代のおかみさん。あとは若女将が奥向きを取り仕切ってます。皆さん親切で、気持のよい、「いいお店」です。
 どうして、こういう普通の「良さ」を持つ店が少なくなってしまっているのだろう?特に東京は壊滅に近いですね。

 すべてランチメニューからのチョイスで、まずは「特選にぎり」(2000円)。私には、一番左の「あじ」が出色のおいしさでした。

 こちらは「いちはん」という「一人前と半分」位のボリュームのセットです。(800円)見るからに濡れ濡れとして、目にもおいしいです。

 で、この季節、金沢に来る楽しみは、この「がすえび」。私たちは、6年前この店のこのカウンターで教えてもらいました。
 その昔、漁師達が「甘エビ」漁をしている折、一緒に網にかかる。この色の濃いエビを「カス」と言ったところから「カスエビ」→「ガスエビ」となったらしいです。
 殻ごと眺めると、色味がよくわかりますね。私は甘エビよりも、断然美味しいと思います。

 ガスエビを握ってもらいました。もちろんお替りもしました。おいしかったです。
 こういった、過去との邂逅も旅の楽しさなのだと思います。家内と二人、6年ぶりに再訪してこう思いました。
 この6年前が遠い昔のような、ついこの間のような。その間に、大きく二人は変わったような、何一つ変わっていないような。

 続きはまた後日、何回かに分けて書きます。コメント書いてね。
P.S.今回金沢で出会った「接客業に携わる皆さん」は、大抵親切でした。6年前と変わらずに。タクシードライバーの方々も、非常に親切でした。私は、これは当然のことだと思うし、私自身、生徒さんはじめ、お客さん全般に(自分の信念の内で出来る範囲でですが)そうしています。接客のプロとして。
 しかし、最近の東京のレベルの低さは何なのでしょうか?特に飲食業とタクシー。「幼稚園からもう一度やり直してこいよ」と思ってしまう、体たらくな方が多すぎやしませんか?
 

初詣

 遅ればせながら、あけましておめでとうございます。皆さん、元気ですか?
年末、年始~現在まで、インフルエンザとノロウイルスに倒れる方が複数いました。もちろん、皆さん、完全に回復し、感染の危険がなくなるまでじっくり療養していました。
 しかし、聞くと、症状がつらいようで、まあ、かかりたくないですな。手洗い、うがいにバランスの良い食事と十分な睡眠時間、降格と当たり前のようですが、このストレス蔓延の日本社会で、毎日の常識としてこれを遂行するのが難しい、おかしな世の中ですね。
 だからこそ、ギターを弾いて、心のマネージメントをしっかりとしましょう。今年も頑張って、ギターと音楽に取り組み、そしてそれが、まずは自分の役に立つこと、そして人さまのお役に立つよう、やってゆきたいものですね。
 さて、我がペペタスギター教室は、会社組織になっておりまして、毎年、商売繁盛などを祈願に、埼玉県秩父地方にある「宝登山神社」へ初詣にまいります。こちらの神社に参るようになって、かれこれ10年くらいになりましょうか?
 埼玉、行田教室のレッスン日に時間を作って、車で出かけます。片道大体1時間半位の道のりで、そして毎年、好天に恵まれ気分がよいのです。今年は、1月8日に出かけました。
宝登山神社本殿
 こちらの神社、「宝登山」というくらいなので、山です。山頂公園は、梅で有名だそうで(残念ながら、一度も上ったことがないのです)そこまで、ロープウエーで上るようになっています。
 社務所で申し込みを済ませ(今年は混雑していたので祈祷の順番が来るまで)小一時間待ち時間があったので、少し小高い山道を歩いて、ロープウエー駅へ行ってみました。
ロープウエー駅
 なんだか、ひなびて懐かしい感じで良かったです。
 神社の空気、雰囲気というのは静かで、穏やかで清々しく、心が洗われる思いがします。ここは、毎年、そう感じます。特に本殿裏手へ回る道に、この写真の場所があって、わたしは毎年、この気高い静けさに感動するし、【静寂に、すぐさま音が消え行く日本音楽の本質】を感じ、弦楽器奏者として強く学ばされます。毎年です。小さいつり橋から、細い水の流れを木立の中に見ています。
本殿裏手の静寂
 2月一杯くらいは、山頂の梅が大層、美しく、香りも良いらしいです。皆さんもギターの合間に、お出かけになってみてはいかがでしょうか?
 というわけで、今年もペペタスギター教室各校と、ペぺ田代をよろしくお願いします。

鹿島、潮来へ小旅行行きました

 連休を利用して、家内とふたり、鹿島神宮から潮来、佐原を回る小旅行へ行ってきました。出かけた頃には小雨模様でしたが、現地につく頃には天候も回復し、美しい天候で初めての地を堪能することができました。
 まったく馬鹿げたハプニング(事故?)もあり、ギタリストとして、あまりにも情けないしお粗末な話なのですが、ご報告します。
 まずは京成スカイライナーにて成田へ。で、少し歩いてJR成田駅にて鹿島線に乗り換え、終点の鹿島神宮へ向かいました。スカイライナーは、いつも成田空港へ行くのに利用しているので、①海外へ出発②パパ(ぺぺロメロさん)のお出迎えなど、私にとっては心嬉しいドアとなっているので、スカイライナーに乗るだけでワクワクする、条件反射が出ます。車内で、用意していったおにぎりを食べ、旅行気分も盛り上がりました。
 鹿島線は4両編成で、座席がとても暖かく、よかったです。車窓の風景も初めてで、あっという間の小一時間でした。
 鹿島神宮駅に到着し、早速、鹿島神宮へ向かいましたが、ランチタイムが終わってしまいそうだったので、近くの洋食屋さん「グリル鹿島」でランチ。丁寧な調理で、おいしかったです。
 で、鹿島神宮へ参拝しました。本殿に参拝した後、奥宮への途中、鹿園があり、多くの鹿が居て、人にも慣れているので、撫でてあげたいとおもい、檻から顔を出している鹿に右手を差し出したところ、薬指を噛まれてしまい、怪我をしてしまいました。我ながら馬鹿な話だと、あきれてしまいました。(この後、潮来で病院へ行きました)
 応急処置で、神主様に大変親切にしていただき、感謝でした。その神主様に後で聞いたところ、ちょうど餌の時間直前で、だいぶ空腹だったようです。どうも、初めから鹿が「ピーピー、ピーピー」鳴いているので、「そうか、そんなに俺のことが気に入ったか?」と思って、私もいい気になって、鳴き真似して近づいたのですが、要するに何でもいいから食べたかったのね。
鹿島神宮の子鹿
 潮来へ電車で移動し、病院へ行ったりでしたが、その折、ドクターに経緯を話したところ「あなたの指が旨かったのかねぇ?」ときたので、「なかなか離さなかったから、まんざらでもなかったようで」といったら、皆さんに大いに受け、看護婦さんから皆さんが、たいそう親切にしてくれました。注射もほとんど痛く感じなかったです。
 宿へ帰る道すがら、たいした距離ではなかったので、歩いて帰ることにしたのですが、道すがら、北利根川に沈むたいそう美しい夕焼けが満喫でき、美しい写真が撮れました。
潮来、北利根川に沈む夕焼け
 歩いているときも感じていたし、夜食事に出たときも、翌日散策した折も、私はとても「この地が心にピッタリくる」気分がして、潮来が好きになってしまいました。また、再訪したい思いが強いです。私は、水の豊かな場所を好むようなのですが、「過去生で潮来に住み暮らしたのだろうか?」と思ってしまいました。
 翌日は潮来散策ののち、佐原へ移動し観光しました。古い町並みに、好天にも恵まれ心楽しく散策できました。名物の鰻も堪能し、短い時間でしたが満喫できました。お土産に名産のごま油などを買ったりして。
懐かしい看板
 帰路、都内の駅にてちょっと嫌な事があって、憤慨しましたが、後になって「憤慨した自分を」反省する気持ちが強まり、楽しい旅行の最後が「・・・」になってしまいましたが、濃い小旅行となり、想い出深い冬晴れの日となりました。

ぺぺ田代のトルコ旅行記

 トルコ旅行に行ってきました。動機、目的はいくつかあったのですが、音楽的には「スペイン音楽の源要素の一部であるメソポタミヤやイスラムの古い音楽にふれる」こと、それから文化、芸術的には「歴史的な流れと、自分への影響」といったところでした。
 結果的に「非常に満足できたし、大変勉強になった有意義な旅行」だったです。もちろん、「旅行自体が非常に楽しかった!」ことが最重要ですがね。
 言葉が分からぬトルコの地ということで、今回は添乗員さんと日本語での現地ガイドさんが付いたパッケージツアーにしました。結果的に大正解で「これ以上無い」ほどの成果を引き出せたと思います。
 今回のツアーは、たまたま少人数のパーティーとなって、参加全員仲良く楽しく過ごせたので、ラッキーだったと思います。また、現地ガイド氏が大変に真面目で誠実な男で、丁寧に解説してくれたので理解が進みました。また、彼自身が趣味で楽器演奏することも手伝い、私の専門的な質問にも丁寧に対応してくれ、感謝でした。
 そこで、皆様にも私のトルコツアーをご紹介したいと思います。日にちを追って進めましょう。

トルコ旅行~第1日

6月10日(日)第1日
 この日はほとんど移動。飛行機がお昼の12時出発なので、9時30分成田空港に集合。朝方10分ほど強い雨が降りましたが、私は傘不要でした。が、搭乗直前から激しい雷雨となり、搭乗後、離陸が1時間送れてしまいました。途中乗り継ぎ、イスタンブールに着いたのが翌日1時過ぎで、ホテルでベッドに入れたのは3時過ぎとなりました。
 雷雨が来た。

トルコ旅行~第2日

6月11日(月)第2日
 モーニングコールは6時。飛行機で眠れていないと、キツイですな。
 トロイ遺跡の復元された木馬。

 この日のメインは「トロイ遺跡」。ローマ時代の遺跡ですね。伝説としては「トロイの木馬」で有名。
 トルコツアーはともかくバスでの移動が長いらしいのですが、まったくその通りでこの日も合計9時間はバス移動。私はその間、サイレントギターで練習したりしてました。
トロイ遺跡のオーディトリアム。

 トロイ遺跡では、柱の様式などが具体的に理解でき、勉強になりました。ご存知の方も多いと思いますが(ドリア式、イオニア式)などの名称があり、我々が普段頻用している音階名称と同一なんですよね。で、どっちが古い時代で、どういった特徴があるか?など理解できました。
エーゲ海が見える。

 トロイから宿泊地アイヴァリクへ向かう途中、山のカーブ道で休憩。そこからエーゲ海が見えました。ここで、露天でナッツを売っていて「ヘ―ゼルナッツ、アーモンド、ピーナッツ」など買い込みました。
 宿泊地アイヴァリクはエーゲ海の海水浴地で、まさにリゾート地。8時から9時までビーチを散歩しました。
夕焼けのビーチを散歩。

トルコ旅行~第3日

6月12日(火)第3日
 朝焼け。

 朝5時40分から一人でビーチを散歩。美しいエーゲ海の朝焼けが見られました。ビーチに出たら、犬が付いてきて一緒に散歩。しかし美しい!海水も透明で、ホントに美しいです。ここで1週間くらい、ゆっくりバカンスしてみたいですね!
 犬3匹と散歩。

中央に見える柱は、ドリア様式にブドウの葉模様の飾りが付いたコンポジット様式。

遺跡内のレリーフの前で。

 で、次の目的地「エフィソス」へ。ここもローマ時代の遺跡で、基本的に「石」。こういった遺跡は日陰が少なくこたえますな。ここはトロイに比べ規模が大きく、広大です。体感するとやはり、感心します。写真だとなかなか、それが伝わらないんですよね。
 石灰棚で。

同じく石灰棚。

 次はこの日の宿泊地「パムッカレ」。ここは石灰棚と温泉で有名なところ。まずはその石灰棚を裸足で登ってゆきます。湯(温泉かな?)が流れ、それが水溜りになっていて、まあ、美しい、しかし、真っ白で大きく、写真にしたら、雪のようです。
 登りきると、ローマ遺跡が沈む「温泉プール」があり、私は入りました。温度は低い。また、足元の遺跡はコケでヌルヌルしていて滑ります。私も足を少し切ってしまった。しかし、得がたい経験でした。ちなみに私が入っているときは、ドイツ人が多かったな。
 ホテルに入り、その温泉に入りました。流石に水着着用とはいえカメラを持ち込みづらいので、写真無しね。茶色く濁った湯で、立って胸元くらいまでの深さがあり、泳げます。温度は日本の温泉と同じ。まあ、いい湯ですな。
 夕食はプールサイドのテラスで、夕日を浴びつつ。食後、ガイド氏のリードで町に出てメインストリートを散歩し、そこのオープンカフェで「チャイ」と「水パイプ」を楽しみました。水タバコは2種。彼が好きな「蜂蜜、りんごの皮」をいれたもの。それに「メンソール」。私はメンソールのほうが気に入ったな。
 水パイプをすう。

トルコ旅行~第4日

6月13日(水)第4日
ヒエラポリスの遺跡。

 まずは石灰棚近くの墓跡「ヒエラポリス」見学。で、移動です。
 サズという楽器。

 ドライブインで、たまたまそこのオーナーが楽器を弾く人で、ガイド氏にチューニング(調弦)を教わって弾いてみました。この段階では、私はまだこれらの楽器奏者が弾いているのを見ていなかったので、持ち方も弾き方も、よくわかりませんでした。その後の日程で奏者を観察し、理解しましたが。とてもよい機会、人に恵まれ、大変、参考になりました。ラッキーでした。ここでつかんだことなのですが、どうもトルコのスケールは、基本的にはエオリアでいいのだけれど、Fを若干シャープさせ、微妙にリディア的フィーリングにすると、雰囲気らしいのですな。なるほどなるほど。人間、どんな時にも勉強だ!
ウードを弾いてみる。ここのオーナーと。

 (参考までに・・・ギターの親戚というか、原型のひとつと見なされている「リュート」は、中東で発生した楽器と思われ、それがシルクロードを伝わり西へ向かいつつ変形したのが「リュート」で、朝鮮半島経由で日本に伝わり変形したのが「琵琶」ですね。で、トルコではリュート形でフレットが無い「ウード」という形で現在に残っています)
 で、5時間半の移動。「コンヤ」という町へ。ここは、今回の旅行で最も期待しているイベントがあるので楽しみ。この町はイスラム神秘主義のメヴレヴィー教団の本拠地で、その創始者メヴラーナ・ジェラールッディン・ルーミーの霊廊を持つ博物館が観光の中心。そこで、その宗教儀式に使用された楽器の展示を興味深く見ました。
展示されているウード。

博物館内の美しい天井。

 この教団の宗教儀式は白いスカートのような衣装を身に付け回転し続ける「旋舞セマー」と呼ばれるもので、私は15世紀から変わらないこの儀式と、その音楽に強い興味を持っているので、この晩に見学した「セマー」は、私にとって今回の旅行のハイライトだったわけです。大変に考えるべきことをピックアップでき、参考になったといえます。
 端的には「14世紀末~15世紀ころのスペイン音楽と似ている」「竹笛(縦笛)の扱い方が尺八に似ている」など。
 セマーと言われる旋回する踊り。

 要するに、先にも書きましたが「中東で発生したものは西へ、東へと伝わった」わけで、西の果てスペインと、東の果て日本。この両者を良く知る私は、その両方を併せ持っているトルコに、強く共感したし、引かれたわけです。
 大体、ガイド氏に「トルコ人みたいな人が来た」と言われたし。というわけで、素晴らしい一日が終わりました。

トルコ旅行~第5日

6月14日(木)第5日
 さあ、この日はカッパドキアだ!もう、日本でも有名ですが、風雨に浸食されたキノコ型の奇岩群の大地。また、イスラムの迫害から逃れたキリスト教徒たちが落ち延び隠れて暮らした地下都市など、楽しみは尽きません。
キャラバンサライの門の近くで。

 コンヤを出て、じきにシルクロードに入って一本道。徐々に景色が変わってゆく。途中のドライブインは「キャラバンサライ」(大昔、シルクロードを旅する隊商が宿泊した砦)向かいにあって、ここでCDが購入できました。トルコ伝統楽器による古楽と、アナトリア地方のフォークダンス、昨夜観たセマーのDVDなど。ここでもガイド氏が多いに手助けしてくれた。感謝。
地下都市内部で。

 で、観光は「地下都市」から。祭壇に宗教画が書かれていたのですが、イスラム人によって、多くは破壊されています。ただ、一番あきれたのは、観光客が掘り込んだ落書きが大量だったこと。もっとセキュリティーをしかっりしないといかん。
ウードの弾き方が分かりました。

 昼食が洞窟レストランで、ミュージシャンが演奏しており、食後、ウード奏者の前に回りつぶさに見学でき、奏法が理解できました。
キノコ岩。

らくだ岩。

 午後は、カッパドキア奇岩群。イヤー、大きいよ。広大だ。生で体験しなくちゃ分からんな!この凄さは。何箇所か景観スポットを見学。トルコ石宝石ショップ(アンティークトルコ石が美しかった)、カッパドキア・ワイナリー試飲(1本買った)と続き、ホテルへ。
ライトアップされた三美人の岩。

 夕食後にOPツアーで「ライトアップカッパドキア&ベリーダンスショー」。夕闇に見るキノコ岩の絶景。ショーは、民族舞踊(アナトリア各地方のもので、・求愛・収穫など各種あり興味深かった)、セマー(いらないな)、ベリーダンス(いまひとつ)で、12時までとやや長く、旅行疲れの身には少々重かったな。
アナトリアの民族ダンス。

トルコ旅行~第6日

6月15日(金)第6日
 まずは数箇所、奇岩群を見て、トルコ絨毯工場へ。今回購入予定無し。しかし、参考になりました。
シルクの美しいタペストリーは芸術品。この品質で1千万近い値段らしい。

 お願いして、シルクのタペストリー(絨毯のような実用品ではなく、完全な芸術品)を見せてもらった。素晴らしかったです。1平方センチあたりの編目の細かさが仕上がりの美しさに直結しているわけで、ここまでの細かさになると、特にシルクの場合は目が非常に疲れるので、一日にこなせる時間も少なく、かつ30歳くらいまでしか出来ないそうな。それ以降はコットンの絨毯織職になるそうです。
コーヒー占いは、みえた図柄から判断。白い猫が見えますか?

 この絨毯工場でトルココーヒーをもらって、「トルココーヒー占い」をしてみました。ガイド氏と一緒に。
ギョレメ野外博物館。

 次はギョレメ野外博物館。キリスト教徒達の洞窟住居、礼拝堂など、彼らのコミュニティーだった場所。イヤー、暑い。日差しが強い。駐車場に向かう途中でトルコアイス食べる。
マッサージ機は結構新型。

 さて、ここからアンカラへ移動。途中のドライブインでマッサージ機(3分1トルコリラ=90円くらい)にかかった。流石にお疲れです。
巨大な塩湖。

 途中巨大な湖~干上がって塩の結晶になっている~塩湖に寄りました。湖畔から水があるところまで2.5kmだって。広い。ちなみに水深はマックス1.5mだと。いづれ、干上がってしまうんだろうな。ここの店には人懐こい(トルコでは皆そうだったが)犬と猫がいまして、猫好きの私は一緒に遊びました。
トルコの猫は皆やせてます。人なつこい。

 首都アンカラは、ホテルの立地が郊外だったこともあり、特に報告無し。ただ、トルコに入って缶ジュースでおいしいのにあたっていたので、家内に飲ませてあげたくて購入。重かったな。甘いけどおいしい。ブラッドオレンジ&ザクロと、ピーチネクター。
アンカラ市内、街道沿いの小さいスーパー。外国のスーパーを見るのも楽しい。

トルコ旅行~第7日

6月16日(土)第7日
 モーニングコールは5時半。朝早くから移動。ラッシュ前にアンカラを抜けてしまわないといけないので。
 イスタンブールは大きい。美しい。しかし、人も多く、大混雑。午後から観光。イヤー、忙しいです。
 オスマントルコ帝の宝物館を擁する「トプカプ宮殿」。
トプカプ宮殿内の門。アラビア語でコーランの一部が記されている。

 宝物館はもう、宝石、宝石、宝石‥‥。凄い。総額では多分、国がいくつか買えるな。残念ながら撮影禁止。エメラルド、ルビー、ダイヤ、パール、何でもありだ。しかも、装飾も美しいし、石自体の規模もすごい。見なきゃ分からぬボリューム。そう、そのボリューム=オスマントルコ帝の権力に、只唖然。
 日本のことわざ「座って半畳、寝て一畳」を思い出すも、あれを見た直後に、このことわざを心に沁みるものとして実感できる人は、達観してる人だな。私には無理だった。
ブルーモスク内部。明かりは、今は電気だが昔はろうそくだった。だから低い位置にある。このドーム(主ドーム)の直径24m。高さ42,5m。広い、大きい。

 ブルーモスクは、ステンドグラスの青も美しい。また、アラベスクに覆われた大きなドームも美しいですね。
グランドバザールのメイン門の「ヌルオスマニエ門」。

 次はグランドバザールへ移動し(周辺は渋滞してる)、ショッピング~ここの文化は値段交渉。飲み物を振舞われ(これは全トルコ共通の慣習)、名前を名乗りあい、互いのことを話し知り合いとなってから、買い物、値段交渉をする。私は「英語と日本語、どっちが得意?」と聞いたら「英語」というので、英語で終始進めました。ちなみにカシミナのショールを買いました。この買い物の交渉自体が楽しいエンターテイメントで、まあ、満喫できました。
ガラダ橋を望む。皆上から釣りしてる。下のフロアはレストラン街。

 これで、約束された観光日程は終了。この日は夕食が付いていないので、皆で「ガラダ橋」のシーフードレストランで食べました。ここは参加ツーリストの自主的な行動ということで、英語で交鈔できる私にお鉢が回ってきまして、レストランオーナーと交鈔しました。まあ、雰囲気良いし、美味かったけど、勘定の計算を3000円くらい多く請求するように間違っていたし、サービスのデザートは遅いしと、良くない店だったな。また、そういったクレームに対し、英語が分からない振りをしようとしたし、ガイド氏のヘルプで乗り切ったが、不愉快だったですね。まあ、皆さん、こういったことは海外観光地ではあることなので(私は結構慣れている)、臆せず文句を言って、カタをつけるようにしましょう!

トルコ旅行~第8日

6月17日(日)第8日
 ガイド氏の好意で、朝、タクシム広場(新市街)へ散歩。
タクシム広場の路面電車の前で。

日曜の朝ということもあり、店は閉まっているのが残念。帰路、楽器屋街もあり、それが皆シャッター閉めで、店内が見られず残念でした。違う場所で1店だけ中が見られましたが、ウードは必ず売ってるね。
 さて、あとはホテルに戻ってチェックアウト。空港へと向かいました。ちなみに空港免税店で葉巻(愛用のモンテクリスト)を少し買いました。
 飛行機に乗り込んで、なかなか離陸許可が出ずに、1時間以上待たされたのですが、これが機内が異常に暑く(32~3度かな?もっとか?)、参りました。要はエンジンをガンガン回さないとエアコンが効かないらしい。まったく!だいいち、「こちらは機長です。20分ほど離陸が遅れます」と案内したきりなしのつぶてで、不親切ですな。
 まあ、海外旅行はいろんなことがありますよ。それも一興かな?

トルコ旅行~第9日

6月18日(月)第9日
 朝9時55分、無事に成田着。飛行機では食事後、寝ました。よほど疲れていたのか、目は少し痛かったのと軽い頭痛、足が疲れて痛かった、など自分の年齢を感じる有様でした。トホホ。
と言うことで、ペペ田代のトルコ旅行記、お楽しみいただけたでしょうか?食べ物は全て、写真撮影してあるので、世界3大料理と言われるトルコ料理をご紹介しても良いですな。確実なのは、トルコは「パンが抜群においしい」ということ。
 リクエストを多くいただければ、そんなことも新たに書きたいと思います。

クルーズレポートのおまけ

 一夜明けて19日(土)。前々から、「船を降りたら、揺れてる感じが残りますよ」と脅かされていたのですが、何故か帰航した昨日は全く症状なく「流石に俺は揺れに強いな~」と思っていたのですが、一夜明けてこの日は終日、頭の中が揺れに揺れて、体の少しふらふらする始末。まあ、これも楽しい旅のスタンプですな!
 で、陸地でギターを弾くと、実に巧く弾けるのです。やはり、船の揺れが、巧くいかなかった原因だったのですな。
 で、そこから学んだこと‥‥ 演奏姿勢の安定、保持に足、腰が果たしている役割は相乗以上に重要だ。よって、足の機能を再構築してゆけば、テクニックも高まるはずだ。
 という定義を持ちましたので、早速、研究を開始します!なんにおいても、勉強だ!

ふじ丸クルーズ帰航

 いよいよ帰航。総じて天候に恵まれ、知り合った皆さんとも楽しく過ごし、大満足の日々でした。私は仕事で乗ったわけですが、全部遊びなら、何倍も楽しかっただろうな。
 でも、まあ、私はギター無しだと駄目なので、まあ、ギターの神様がくれたプレゼントだったのでしょう。
 出航が早まったので、明け方、駿河湾で停泊し時間調整したみたい。そのせいか、ぐっすり眠れたなぁ。
横浜。みなとみらいの観覧車が少し見えます。

晴海に入港。出迎えのセレモニーも嬉しい出迎えだ。

 無事に帰航で、皆さん、お疲れさま。知り合った皆様にも挨拶できて良かったな。
と言うわけで、ペペ田代の「ふじ丸クルーズレポート」でした。
 で、私は一旦帰宅し、昼寝をした後、夜は銀座王子ホールで「アンヘル・ロメロ」のコンサート。まあ、いわば私の叔父にあたるわけですが、私は初対面。終演後、バックステージにて、ご挨拶できました。

ふじ丸クルーズ第5日

 今日は終日太平洋クルーズ。揺れてます。海に白波が多くみえますな。私は午前中から「シアター」にてゆっくり練習。3時からデッキにてゆっくり葉巻を楽しんでいると、イルカの群れが特別出演。しかし、こうやって海を眺めていると、どうしてこんなに時間が気持ちよく過ぎてゆくのだろう。幸せだ。
今回はハバナのモンテクリスト3番を持ち込んで。潮風に吹かれつつ、キラキラ波に目を細め、勿論ビールも忘れずに!なんという至福の時だろう!この日をもう一度やりたいな。そしたら、もっと上手に満喫できるのに!

 夜、スタッフの打ち上げパーティーがあり、皆さんと親交を深めたわけですが、私は昔から大の「豆好き」で、その中でも「そら豆は豆の王様だ~!」と思っていて、で、「そら豆を目の前に山盛りにして気が済むまで食べてみたい」と常々思っていました。
 すると、「!!!!!!!!!!!!」。
素晴らしい光景ですな。勿論、私はこの皿の前に座ったぞ!
ウレシイそら豆てんこ盛りも、若干塩味が足りなかったなぁ。でも、大満足!これ、夜中の12時だよ!?

ふじ丸クルーズ第4日

今日は種子島上陸。午後から雨となりました。また、強風を伴う低気圧が接近しているので、予定を2時間早め午後4時の出航に変更となりました。
 私はこの晩、コンサートなので、午前中、島を散歩して午後はステージに備えようと思い。散歩に出ましたが、しかし、何も無いところですな。海女さんが「とこぶし」を採っていたりと、のどかな景色を葉巻を楽しみつつ7~80分散歩していると、知り合った乗客の方がレンタカーで来て、同乗させてもらい、おもわず観光できました。その方との会話でも、非常に感銘を受けたり、勉強になるお話を沢山きけたので、望外の幸運となりました。
種子島の景色

 ふじ丸は、食事が素晴らしく、食いしん坊の私としては連日ハッピーだったし、もちろん全皿、写真に撮りましたが、皆さんにはこの日のランチをご紹介します。
第1皿は「ブイヤベース」。勿論「ガーリックトースト」も添えられます。素材、味付け、どれをとっても素晴らしい!

メインは「赤鶏のグリル 山椒胡椒ソース」。これは素晴らしかった!最も印象深いディッシュでした。

 この日は出航を早めたくらいなので、夕方から揺れに揺れて、ステージでの演奏は大層、苦労してしまいましたが、MC(お喋り)で大いに笑ってもらい、喜んでいただきました。
 今回のエントリーはご年配の方がほとんどだったのですが、流石に人生経験豊富な皆さん、楽しみ方をご存知で、だいぶ助けられました!頭が下がります。心からの感謝を改めて。

ふじ丸クルーズ第3日

 今日は屋久島に上陸の日。天候に恵まれました。奇跡的なのだそうです。「屋久島は1年に400日雨が降る」といわれているらしく、ここまでピーカンになるのは、年に1~2度だそうです。私は「屋久杉」に長い時間、関わりたかったのでレンタカーを借りて単独行動をしました。世界遺産に登録された美しい自然が残る島を、標高1000mまで登ってゆきました。まずは林道に入る前にとった緑の写真です。
緑深い山

 そして「ヤクスギランド」という、原生林をベースにした森へ。ここで巨木に触れ、屋久島の神様の息吹を感じました。私は「80分コース」をベースに「150分コース」の一部にも入っていったので、ほとんど山登りとなってしまい、疲れましたが、気が済むまで屋久杉と関われたので、大満足となりました。
屋久杉の巨木

ちなみに、道に「猿」「鹿」が出てきました。車窓から撮ってみました。


鹿

クルーズ第2日

 ふじ丸クルーズ第2日。この日は天候に恵まれ、風も無く波高が20センチ程度の絶好のクルーズ日和になりました。私も練習やミーティングの合間にデッキへ出て、美しい風景を堪能しました。まずは明石海峡大橋と、淡路島。ここが「阪神淡路大震災の舞台だったのか」との思いも、にわかに信じがたい美しさでした。
美しい淡路島

 いい気になってデッキで陽にあたっていたら、真っ黒に日焼けしてしまいました。この好天のおかげで、ランチはデッキでのバイキングランチとなり、楽しく潮風にくすぐられつつの会食。
 瀬戸大橋も見ましたが、瀬戸内海に点在する島々の美しさに見とれました。この晩、私はステージだったので、練習のため終日楽しめなかったけど、充分堪能できました。
美しい島々

ふじ丸~屋久島クルーズ 第1日

 今年の始め頃、旅行会社PTS様から、「5月に屋久島へ行くクルージングのツアーがあり、それにゲストプレーヤーとして乗船し、演奏しないか?」とのオファーを頂戴しました。豪華客船での演奏は未経験でしたが、「学び」の良い機会と思い快諾させていただき、今回、無事にツアーをこなすことが出来ました。
 皆さんにも、私からのツアー報告ということで、楽しんでもらいたいと思い、写真共々6日間の楽しいツアーをご報告したいと思います。
 まずは日程ですが‥‥
5/13(日)第1日 昼12時 東京晴海埠頭を出航~終日太平洋をクルーズ
5/14(月)第2日 朝、大阪湾を通り、瀬戸内海を終日クルーズ
5/15(火)第3日 朝、屋久島に接岸~上陸
5/16(水)第4日 未明に出航~朝、種子島へ接岸~上陸~夕方出航
5/17(木)第5日 東京へ向け終日、太平洋クルーズ
5/18(金)第6日 朝9時30~晴海帰航 10時~下船
という日程。で、まずは第1日のご報告。
ふじ丸全景

天気予報が大いにハズレ、「曇り~風」となりました。ともかく船の揺れは「風」が原因だそうで、乗り物酔いの薬&注射のお世話になった方も多かったようです。
 私は生れてこのかた、乗り物酔いをしたことが無いので、なんとも無かったです。勿論ギター練習しましたが、これは流石に、揺れていると厳しいです。弦がつかまらず、結果的にフォームが崩れることになってしまいました。良い勉強でした。
 大海原に見える夕焼けは美しく、目にまぶしかったです。
太平洋の夕焼けが始まる