クルーズレポートのおまけ

 一夜明けて19日(土)。前々から、「船を降りたら、揺れてる感じが残りますよ」と脅かされていたのですが、何故か帰航した昨日は全く症状なく「流石に俺は揺れに強いな~」と思っていたのですが、一夜明けてこの日は終日、頭の中が揺れに揺れて、体の少しふらふらする始末。まあ、これも楽しい旅のスタンプですな!
 で、陸地でギターを弾くと、実に巧く弾けるのです。やはり、船の揺れが、巧くいかなかった原因だったのですな。
 で、そこから学んだこと‥‥ 演奏姿勢の安定、保持に足、腰が果たしている役割は相乗以上に重要だ。よって、足の機能を再構築してゆけば、テクニックも高まるはずだ。
 という定義を持ちましたので、早速、研究を開始します!なんにおいても、勉強だ!

ふじ丸クルーズ帰航

 いよいよ帰航。総じて天候に恵まれ、知り合った皆さんとも楽しく過ごし、大満足の日々でした。私は仕事で乗ったわけですが、全部遊びなら、何倍も楽しかっただろうな。
 でも、まあ、私はギター無しだと駄目なので、まあ、ギターの神様がくれたプレゼントだったのでしょう。
 出航が早まったので、明け方、駿河湾で停泊し時間調整したみたい。そのせいか、ぐっすり眠れたなぁ。
横浜。みなとみらいの観覧車が少し見えます。

晴海に入港。出迎えのセレモニーも嬉しい出迎えだ。

 無事に帰航で、皆さん、お疲れさま。知り合った皆様にも挨拶できて良かったな。
と言うわけで、ペペ田代の「ふじ丸クルーズレポート」でした。
 で、私は一旦帰宅し、昼寝をした後、夜は銀座王子ホールで「アンヘル・ロメロ」のコンサート。まあ、いわば私の叔父にあたるわけですが、私は初対面。終演後、バックステージにて、ご挨拶できました。

ふじ丸クルーズ第5日

 今日は終日太平洋クルーズ。揺れてます。海に白波が多くみえますな。私は午前中から「シアター」にてゆっくり練習。3時からデッキにてゆっくり葉巻を楽しんでいると、イルカの群れが特別出演。しかし、こうやって海を眺めていると、どうしてこんなに時間が気持ちよく過ぎてゆくのだろう。幸せだ。
今回はハバナのモンテクリスト3番を持ち込んで。潮風に吹かれつつ、キラキラ波に目を細め、勿論ビールも忘れずに!なんという至福の時だろう!この日をもう一度やりたいな。そしたら、もっと上手に満喫できるのに!

 夜、スタッフの打ち上げパーティーがあり、皆さんと親交を深めたわけですが、私は昔から大の「豆好き」で、その中でも「そら豆は豆の王様だ~!」と思っていて、で、「そら豆を目の前に山盛りにして気が済むまで食べてみたい」と常々思っていました。
 すると、「!!!!!!!!!!!!」。
素晴らしい光景ですな。勿論、私はこの皿の前に座ったぞ!
ウレシイそら豆てんこ盛りも、若干塩味が足りなかったなぁ。でも、大満足!これ、夜中の12時だよ!?

ふじ丸クルーズ第4日

今日は種子島上陸。午後から雨となりました。また、強風を伴う低気圧が接近しているので、予定を2時間早め午後4時の出航に変更となりました。
 私はこの晩、コンサートなので、午前中、島を散歩して午後はステージに備えようと思い。散歩に出ましたが、しかし、何も無いところですな。海女さんが「とこぶし」を採っていたりと、のどかな景色を葉巻を楽しみつつ7~80分散歩していると、知り合った乗客の方がレンタカーで来て、同乗させてもらい、おもわず観光できました。その方との会話でも、非常に感銘を受けたり、勉強になるお話を沢山きけたので、望外の幸運となりました。
種子島の景色

 ふじ丸は、食事が素晴らしく、食いしん坊の私としては連日ハッピーだったし、もちろん全皿、写真に撮りましたが、皆さんにはこの日のランチをご紹介します。
第1皿は「ブイヤベース」。勿論「ガーリックトースト」も添えられます。素材、味付け、どれをとっても素晴らしい!

メインは「赤鶏のグリル 山椒胡椒ソース」。これは素晴らしかった!最も印象深いディッシュでした。

 この日は出航を早めたくらいなので、夕方から揺れに揺れて、ステージでの演奏は大層、苦労してしまいましたが、MC(お喋り)で大いに笑ってもらい、喜んでいただきました。
 今回のエントリーはご年配の方がほとんどだったのですが、流石に人生経験豊富な皆さん、楽しみ方をご存知で、だいぶ助けられました!頭が下がります。心からの感謝を改めて。

ふじ丸クルーズ第3日

 今日は屋久島に上陸の日。天候に恵まれました。奇跡的なのだそうです。「屋久島は1年に400日雨が降る」といわれているらしく、ここまでピーカンになるのは、年に1~2度だそうです。私は「屋久杉」に長い時間、関わりたかったのでレンタカーを借りて単独行動をしました。世界遺産に登録された美しい自然が残る島を、標高1000mまで登ってゆきました。まずは林道に入る前にとった緑の写真です。
緑深い山

 そして「ヤクスギランド」という、原生林をベースにした森へ。ここで巨木に触れ、屋久島の神様の息吹を感じました。私は「80分コース」をベースに「150分コース」の一部にも入っていったので、ほとんど山登りとなってしまい、疲れましたが、気が済むまで屋久杉と関われたので、大満足となりました。
屋久杉の巨木

ちなみに、道に「猿」「鹿」が出てきました。車窓から撮ってみました。


鹿

クルーズ第2日

 ふじ丸クルーズ第2日。この日は天候に恵まれ、風も無く波高が20センチ程度の絶好のクルーズ日和になりました。私も練習やミーティングの合間にデッキへ出て、美しい風景を堪能しました。まずは明石海峡大橋と、淡路島。ここが「阪神淡路大震災の舞台だったのか」との思いも、にわかに信じがたい美しさでした。
美しい淡路島

 いい気になってデッキで陽にあたっていたら、真っ黒に日焼けしてしまいました。この好天のおかげで、ランチはデッキでのバイキングランチとなり、楽しく潮風にくすぐられつつの会食。
 瀬戸大橋も見ましたが、瀬戸内海に点在する島々の美しさに見とれました。この晩、私はステージだったので、練習のため終日楽しめなかったけど、充分堪能できました。
美しい島々

ふじ丸~屋久島クルーズ 第1日

 今年の始め頃、旅行会社PTS様から、「5月に屋久島へ行くクルージングのツアーがあり、それにゲストプレーヤーとして乗船し、演奏しないか?」とのオファーを頂戴しました。豪華客船での演奏は未経験でしたが、「学び」の良い機会と思い快諾させていただき、今回、無事にツアーをこなすことが出来ました。
 皆さんにも、私からのツアー報告ということで、楽しんでもらいたいと思い、写真共々6日間の楽しいツアーをご報告したいと思います。
 まずは日程ですが‥‥
5/13(日)第1日 昼12時 東京晴海埠頭を出航~終日太平洋をクルーズ
5/14(月)第2日 朝、大阪湾を通り、瀬戸内海を終日クルーズ
5/15(火)第3日 朝、屋久島に接岸~上陸
5/16(水)第4日 未明に出航~朝、種子島へ接岸~上陸~夕方出航
5/17(木)第5日 東京へ向け終日、太平洋クルーズ
5/18(金)第6日 朝9時30~晴海帰航 10時~下船
という日程。で、まずは第1日のご報告。
ふじ丸全景

天気予報が大いにハズレ、「曇り~風」となりました。ともかく船の揺れは「風」が原因だそうで、乗り物酔いの薬&注射のお世話になった方も多かったようです。
 私は生れてこのかた、乗り物酔いをしたことが無いので、なんとも無かったです。勿論ギター練習しましたが、これは流石に、揺れていると厳しいです。弦がつかまらず、結果的にフォームが崩れることになってしまいました。良い勉強でした。
 大海原に見える夕焼けは美しく、目にまぶしかったです。
太平洋の夕焼けが始まる

ストラトの話-2

 前々回に続きストラトの話~2。今日は、ネックの仕込み角度の話。5~60年代のネックはデタッチャブル4点ネジ止めジョイントで、70年代に入りCBS社傘下となって大幅なモデルチェンジをして、「仕込み角度調整芋ネジ式3点止め」になりました。
 このことからも分かるように、ジミヘン以降、アームを激しく使う演奏が一般的となり、アームを(アップ可能な)フローティングにセッティングするプレーヤーが増えたわけですな。
 そこで起こる問題が、ブリッジサドルを最低に低めても、ハイポジションで弦高が高い現象が起こったわけです。
 で、その解決方法として、ギブソンのようにネックの仕込み角度をつける方法。これによって前述の問題点は解消されたわけ。
 でも、勿論欠点もある。ボディーとの接触率が下がるフローティングは、サスティン(音の伸び)と音圧の面で、フィックスより劣るわけ。それにまして、ネックまで接触率を下げてしまうのだから、だいぶ軽いなり方になってしまうわけ。まあ、「パコーン」といった感じのなり方ね。
 それもストラトのキャラクターとして愛する方が多いのですが、何れにせよ問題点だったに違いは無い。
 で、こういった構造(設計)上の欠点を、次世代の新設計のギターたちは改良してゆくのですが、どうにも、オリジナルのストラトの魅力を超えられない、といった現象が今日まで続いています。
 面白いよね。またまた、あっと言う間にこんなに長くなっちゃった。また次回に続く。