戸隠旅行記~5・鏡池

 今日は火曜日の祝日。シルバーウイークの連休中、皆さん、練習、ライブでギター弾いてますか?最近、以外にも「乾燥」が激しいので、ギターの健康管理は注意してください。
 何度も書いてますが55~60%の湿度が理想です。
 今週の火&水曜も、ペペタスギタースクール・埼玉・行田教室は先週に続いて、お休みです。私ペぺ田代も、PCワーク&練習が溜まっています。少し、休養を取りたいけれど。
 さて、いよいよ戸隠旅行記の最終回は「鏡池」。
 奥社の左手に広がる戸隠森林公園。そのまた、左手にある、池。
 その水面に映る景色の美しさからの名称ですね。
 紅葉が進めば、息をのむ美しさ飲んだろうな~、と思います。
 この日は、天気良く、風もないので、美しい光景を楽しめました。
 どちら側から太陽が当たるかで、美しさが違うので、午前中のほうがお薦めだと思います。
 私たちは、参拝をすべて終えてから、最後に立ち寄ったので、午後遅めの景色です。
 南側から、北を望んでの一枚。
 幾何学的に構図を取ってみました。
 被写界輝度域(一枚の写真に写せる明るさの幅)を軽く突破してますね。
 コントラストが美しい。肉眼での美しさは、当然、一層のものです。
 記念撮影してみました。
 ほんの少し、肌寒いかな?くらいの気候でした。
 まあ、快適で最高の季節です。
 正に「明鏡止水」でしょ?
 映り込む雲、太陽のハイライトに浮草、濃緑の草にそのシャドウ。
 被写体がいいと、こんなに適当に撮った写真でも、芸術品に見えますね!
 
 定番の構図で。
 ね、ホントに明鏡止水でしょ?
 空気も水も、澄んでいます。
 ほんの少し、水面がざわめきます。
 これもまた、美しいね~!
 構図的には、写真の基本、3分割。
 自分は写真下手!という人のほとんどは、2分割構図で撮っちゃってるよね。
 写真て、科学と幾何学だから、原理を知って、基本を守れば、簡単に、ある程度のカッコはつきますね。
 ただ、そこから一歩抜けた写真にしようとしたら、凄く難しいけど。
 さて、これから鏡池を望むカフェでゆっくりコーヒー飲んで、戸隠を後にしました。
 帰路は、ここから車で40分程走った飯綱東高原の霊仙寺山を望む、霊仙寺湖沿にある温泉、「むれ・天狗の館」に寄りました。

 こちらが霊仙寺湖。
 手前に見えるのが霊仙寺山です。
 もう、夕方で陽が落ち始めているので、やや暗いです。
 しかし、天候に恵まれ、季節良く、混雑もせず、気分の良い、楽しい旅行でした。
 戸隠は、大変に好ましく、気に入ったので、いずれまた、再訪の機会に恵まれたいものです。

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戸隠旅行記~4・火之御子社&宝光社

 今日は日曜日で、ペペタスギター教室は全校定休日。私ペぺ田代も、レッスンはお休みですが、デスクワーク&PCワーク&自分の勉強&練習が溜まってます。
 今日は、5時間くらいは最低練習したいな~。
 さて、続いている戸隠旅行記、今日は4回目。奥社、中社に続いて火之御子社と宝光社で、すべての神社に参拝が済みます。
 個人的に、もっともお参りしたいと思っていたのが、この「火之御子社」。
 なぜかと言えば、舞楽芸能の神様なんですな。
 こちらは、天岩戸伝説で、舞を舞った「天鈿女命(あめのうずめのみこと)」を祀る神社。
 なので、舞台に上がる人間には、ありがたい神様ですな。
 訪れてみると、ここは中社の管轄する一部ということで、個別の社務所もありませんでした。ひっそりとした感じでした。
 
 最後は「宝光社」。ここも、駐車場から参道に入り、すぐに石段です。270段だって。
 すでに足が疲れているので、こたえましたが、手すりを頼りに登りました。
 やはり、静かな空気に包まれ、非常に良い雰囲気です。
 こちらも、杉ですね。巨木が続きます。
 少しのぼると、神殿が見えてきます。途中から、やや迂回して登る道(階段なし)もあります。
 私たちは、登りは階段で、下りはそっちを歩きました。
 「宝光社」の社殿。
 「天表春命(あめのうわはるのみこと)」を祀り、商工技能の隆盛や安産、家内安全などを祈るそうです。
 立派な建築ですね。1058年建立だって。
 社殿の脇に、火之御子社の裏手を通って、中社まで続く山道があります。
 「神道」とされていますね。大体30分くらい歩くのだそうです。
 ゆっくり時間があって、戸隠に2~3泊出来るのだったら、ぜひ歩いてみたいですね。
 しかし戸隠を楽しむには、健康で足が健脚でないといけませんねぇ!
 続きは最終回で、鏡池を紹介します。
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PPMのマリーさん逝去

 アメリカのモダンフォークグループPPM。
 ピーター・ポール&マリーの紅一点、マリー・トラバースさんが亡くなりました。
 72歳で癌だったらしいです。
 私はギターを始めたころに、ギターの教本で紹介されているPPMのレコードを買って、すぐに魅了され、大ファンになりました。
 この私のブログも、アクセスログの検索キーワードでは、PPMがとても多いです。
 人生においての様々な考え方、音楽に対する美意識など、大きな影響を受けました。
 心からの感謝とともに、ご冥福をお祈りします。
私の心の中で、永遠に彼らのサウンドは生き続けています。
 合掌。

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戸隠旅行記~3・中社と蕎麦

 今日は金曜日で、私ペぺ田代はペペタスギター教室・埼玉・戸田公園でのレッスン開催日。
 季節がすっかり変わって、東京でもさわやかな毎日で、外にいるのがうれしいですね。
 さて、今日も戸隠の続きです。
 往路わ上りなので息が切れたけど、復路は下りなので、まあ、少しは楽。
 でも、ベンチで休みました。
 その足元に、キノコ。秋だねぇ~。
 なんのキノコかね?
 この参道、脇に入ったりすると、随分と色々なキノコを見かけましたよ。
 これも、参道から脇に入り、しばし行ったところでした。
 なんの塚だったか、メモを取らなかったので、忘れてしまった。
 静かな佇まい(たたずまい)で、空気の音が聞こえました。
 その脇道の道中、この小さい梨のようなのが沢山落ちていました。
 何だろう?と思ったら、中には「種」。
 きっと、何かの木の種子何ですな。
 柿の種の様な種を、白い実の様なので覆われていて、外側が、梨のような。
 植物に詳しかったら、こういう散策も楽しいだろうね。

 
 さて、いよいよ奥社参拝も気分良く終えて、中社へ車で移動です。中社駐車場に車を停めて、早速、参拝。
 中社境内の御神木です。
 巨大な杉で、手をかざすと、ものすごい量の「気」を発しています。
 しばし、手をかざして「気」を頂きました。
 戸隠で触れた木の中で、図抜けて「気」が出ていました。
 私が今までに触れた木の中でも、傑出していた。凄いです。
 中社の神殿です。
 天岩戸伝説で、天岩戸に隠れてしまった天照大神に出てきてもらうために、「こういった作戦でやろう」と考えた知恵の神様「天八意思兼命(あめのやごころおもいかねのみこと)」を祀っているのだそうです。
 中社にある「3本杉」。
 巨木です。
 規模やモニュメント感などでは、この中社が、戸隠神社一式の中心なのでしょう。
 天気も季節も良く、境内は多くの参拝者で賑わっておりました。
 奥社の社務所でお札は頂いてきたので、ここではお参りだけさせていただきました。
 中社にある石像。
 千手観音像が見えます。
 やはり静かで、落ち着いた空気に包まれている。
 だから、神社に行くと、心が洗われるのですな。
 さて、お楽しみの昼食。もう、戸隠は蕎麦!
 中社のまわりは、多くの蕎麦屋さんでヨリドリミドリ。
 私たちは、混んだ店を避けて、少し裏手のお店を選びました。
 着きだしに出てきた「蕎麦餅」。
 なかなか乙で結構でした。
 天ざる蕎麦大盛で、1500円。
 薬味はネギ、わさび、辛み大根。
 なぜか、天ぷらには塩がかけてあった。
 水がいいのでしょうね、食べてて分かる。
 秋も進むと新蕎麦の季節が来て、戸隠では「新蕎麦祭」のようなイベントがあるようです。
 新蕎麦の季節に食べたら、断然、GOOD!、でしょうね!
 では、続きままた。
 
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戸隠旅行記~2・奥社

 今日は木曜日で、私ペぺ田代は、ペペタスギタースクール、東京・新宿区は高田馬場教室に手レッスン担当日。今日も11時のレッスン開始から終業の夜まで、満員御礼です。
 さて、戸隠旅行記の第2段。今日は「奥社」です。
 まずは宿・宿坊横倉さんの朝食から。
 普段はあまり、朝食はしっかりと食べないことも多いのですが、どうして旅の宿での朝食は、こんなに美味しく感じて、沢山食べるのだろうか?
 皆、そう言いますよね。私もそう。
 サバ・厚焼卵・のり・香物・ハム
 エリンギのメンマ風煮(これは旨かった)
 みそ汁の厚い油揚など
 結構でした。御馳走様でした。
 
 東京・小平では、すでに栗はやや色付いていますが、戸隠ではこんな感じ。
 気温が随分と違うから、季節のものも、タイミングが違うのですね。
 さて、戸隠神社は3つの神殿~
・奥社
・中社~「中社」「火之御子社」に分かれる
・宝光社
が、街中数か所に点在している、町全体が神社の様な趣。
 奥社には、別途、「九頭龍社」という神社も併設され、結果、全部で5つの神社を祀っている訳で、行ったからには、この5社全部、お参りしたいわけです。

 まずは奥社に参拝しました。
 入口駐車場に車を停めると、すぐに参道入り口。
 ここから、なんと、2kmの参道が続いていて、歩いてゆくわけです。
 杉並木の大木が鬱蒼と、美しいのですが、上り坂及び石段の急勾配と、足が達者でなくては、つらい参道。
 参道入り口近辺の小川。
 伊勢神宮もそうですが、神社は、禊ぎ(みそぎ)の為か、清流を伴うのが多いですね。
 実に清々しく感じます。
 せせらぎの音も、素晴らしいですな。
 参道の途中に、いくつものポイントがあり、2kmで、単純計算で30分のはずですが、こういった祠(ほこら)や史跡を、ちょこちょこお参りするしで、多いに時間がかかるわけです。
 私たちは、往路50分・復路45分かかりました。

 まだまだ平らで楽なあたり。
 緑が美しいでしょ?
 歩いているうちに、心が落ち着いてくるのですな。
 鳥の声、風の音、木々&葉が揺れる音、自分の地面を踏み締める音。
 様々な音を、五感で感じ、心が洗われるのでしょう。
 参道半ばに、仁王門。
 中の(両端)の木像を撮影するのを失念してしまいました。

 杉並木。
 私と比べて、その大きさが分かるでしょ?
 大木が続きますが、威圧感や圧迫感はまるでない。
 いい雰囲気です。
 私は花粉症で、杉花粉に反応するので、その季節は大変だろうな、ここに参拝するのは、と思いました。
 杉はギターの表面版にも使うのですね。もちろん、厳密にいえば、この杉とは種類が違うのでしょうが。
 私は、杉の表面板ギターは大好きなので、花粉症でひどい目にあっても、杉は好きなのです。
 やはり、参道途中にある「飯綱大明神」。
 寄り道してお参りしました。
 苔(こけ)の色。木の葉に当たる光の色。美しいですね。
 さてさて、いよいよ石段になってきた。
 これからが大変で、景色がいいだの、空気がいいだの、風情があるだの、という感情は、上がる息にかき消されてゆくわけですな。
 そろそろ私も、年齢的にも、痩せなければならないかな~?と思いました。
 
 きつい石段も、いよいよ終わり。
 この左手が神殿で、到着!
 お疲れ様でした~。
 ひどく息が上がっているし、足ガクガク、膝が笑ってら~。
 
 奥社です。
 戸隠神社は、「天岩戸伝説」に深く関係があり、この奥社のいわれは:
 天の岩戸を開いて投げた「天手力雄命(あめのたじからおのみこと)」を祀っているのだそうです。
 また、その投げられた岩戸が戸隠山になったという伝説もあるそうです。
 天岩戸伝説を書いた木板。
 この話を知らない人は、「古事記」に書かれている有名な話だから、読んでみてね。
 面白いですよ、古事記は。
 こちらは、すぐ隣にある「九頭龍社」。
 戸隠の地主神である九頭龍大神を祀っているのだとか。
 命の源「水」を司る神様なんだそうです。
 お参りした後、社務所で、戸隠神社とこの九頭龍社、双方のお札を頂いてきました。
 長くなったから、今日はこれで終わり。
 また次をお楽しみに。

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戸隠神社旅行記~1

 今日は水曜日。通常日程では、私ペぺ田代は、ペペタスギター教室・埼玉・行田スクールにてレッスン担当日ですが、今週の行田校はレッスンお休みで、溜まりに溜まったPC&デスクワークに忙殺されてます。自分の練習もしっかりやりたいな。ああ、はやく片付けてギター練習したい。
 さて、日&月曜の2日間、家内と二人で、長野は戸隠に旅行に行ってきました。13日の日曜が家内の誕生日だったので、そのプレゼントに。
 天候にも恵まれて、素晴らしい参拝旅行となりました。
 
 いつものように、何度かに分けてご紹介します。戸隠は、空気が澄んでいて、素晴らしかったよ!
 関越道~所沢ICから、一路、長野へ。
 高速は混雑もなく、実に快適。天気も良く運転しやすい。楽しいドライブになりました。
 この日は、所沢~藤岡JCTで上信越道に入り、長野ICでは降りず、その先の信濃町ICまで行ってしまいました。

 私は、運転する時は、大体50~70分走って、10分休憩。
 ストレッチ、体操、トイレなど。
 横川SAにて休憩で、名物、おぎの屋の釜飯を食べました。
 もう、買うのに行列だよ。
 でも、温かい釜飯は初めてで、美味しかったな。
 しかし、付け合わせの香物、いつから「山ゴボウ」が無くなったのだろう?
 大好きだったのに~!

 青空に、雲。
 美しいですな~。もちろん、運転中は、なかなかそんな余裕もないけど、少しは楽しめる。
 山の緑に、雲の影。
 雲のグラデーションなど、空気感が伝わりますね!

 信濃町ICを降りると、すぐ近くに「野尻湖」があります。まだ明るかったので、寄り道してみました。
 しかし、カーナビって、便利だよね。ナビ無しじゃぁ、どこにも行けないや。
 湖畔に神社があるのですな。遠くからですが、撮ってみました。
 風に湖面が揺れます。釣りの人たちが多く訪れるようですな。
 私は、釣りはやらないので、ピンときませんが。何が釣れるのだろう?
 一路、戸隠の宿坊を目指します。
 県道信州信濃新道という山道を走ります。緑が美しいです。
 野尻湖から、約30分。黒姫を抜け、山に入りました。
 空気はひんやり、澄んでいて、清冽。ほんのちょっと、車を路肩に寄せて、出てみましたが、良い気分ですな。
 しかし、空いていて走りやすい。
   
 宿は、宿坊横倉さんを予約していました。ネットで探して。
 でも、現地に行ってみると、随分多くの宿があるのですね。
 お楽しみの夕食です。着いてひと風呂浴びて、すぐ。
 白身魚の煮付け、ビーフシチュー、玉ねとサーモンのマリネ、大きなさやいんげんのおしたし、香物。
 刺身(金目鯛がこの日の出色。美味しかった)、なすの煮びたし。
 馬刺しを事前予約で、別注しました。
レモン、ニンニク、生姜で。
 合わせて赤ワインですな。やはり。
 スペインのアラゴン地方~カリニェーナの赤ワイン。
「バロン・ドゥ・ラホヤサ」の1998年。
 この年の夏は、私はスペインにいたぞ。たしか、暑くてブドウの当たり年。
 よって「グランレゼルバ」の名称も威風堂々と。
 結構でした。
 吸い物に入っていたキノコ。
 「ハナビラ茸」というのだそうで、こりこりとした触感で、楽しかったです。
 多分、私、初。いや、2回目かな~?
 では、こんなところで、今日はお終い。
 続きをお楽しみに。

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根付の話

  今日は月曜日で、私ペぺ田代はペペタスギター教室・東京・高田馬場スクールにてレッスン担当。今日は天気良さそうですが、明日はまた、台風らしいですねぇ。
 さて、昨日の日曜日、友人である、ある御年輩の御夫婦のお宅に、お遊びにうかがい、大変に楽しい時間を過ごしました。
 訪問を以前からお約束していたのですが、忙殺される日々に、なかなか実現できず、ようやくかなった次第。
 この御夫婦は、美術、工芸品など、素晴らしいコレクションをお持ちで、特にその中でも、私も家内も興味がある「根付」を拝見するのを楽しみにしていました。
 根付とは、和服着用時に使用するアクセサリーで、男性が帯に「煙草入れ」を下げる場合に、そのストッパーになるべき小物で、古くから、「極めて精巧で凝った、美術、芸術性の高い工芸品」として愛好され、現在は高円宮が高名なコレクターとして名高く、海外でも小物、置物として高い人気があります。
 で、素晴らしいコレクションを、沢山、拝見したのちに「木製のカジュアルなものがあるので、プレゼントしますよ」とのお言葉に甘えて、頂きました。
 大きさが分かりやすいように、ピックと一緒に撮影しました。
 随分と小さいものでしょう?必ず「ひもを通す穴」があり、実際に根付として使用できるようにしていますが、美術性の高いものは、使わないですね。
 観賞用です。

 5体の亀。モチーフとしては、かわいいですね。
 裏側に「石川」と銘がありますから、石川さんという方が、製作なさったのでしょう。
 実物を手にとって眺めると、陰影によって色合いのグラデーションがなめらかで、美しいです。

 こちらは、3頭部をもつ、馬。
 私はこれが最初に気に入りました。
 これには「山口」さんの銘が刻まれてます。
 底面の足の爪まで、丁寧に細工されてます。
 独自の、楽しい世界ですね。
 本格的な根付は、沢山、素晴らしいものがネットで見ることができるので、探して、見てみてはいかがでしょうか?