|
今回は、ある受講生がバルエコ編曲版の「カディス〜スペイン組曲より」(アルベニス作曲)を用意して来て、受講時間の約6割程を、この部分の歌い方に充てられていました。ジャンルに関わらず、楽器でメロディーを演奏する場合、最も基本的で重要。かつ、充分認識し実行している人は少ない、といった部分ですので、ここで簡単に御紹介します。
(注)譜面内の数字:上段は小節数。下段は小節内に、出てくる順に番号をふったものです。音名での解説にすると文章が煩雑になるのでそうしました。
例えば、「3小節目の2拍目、裏拍のF#音」は「3-3] という具合です。
イントロに続く、メロディーの冒頭です。

このメロディーを、口で唄わせます。その時に、それぞれの音の傾向をしっかり認識させます。
(例えば「ら」や「ぱ」や「う」、「m〜」など)
要するに「む〜」は「あ〜」に比べ、口はすぼまり、音色は曇るわけですね。それをギターで真似るわけです。
例えば「2-1」は、やや曇っていて、「2-2」は口が開き、音色も広がるわけです。それにあわせ、タッチをコントロールするのですね!
また、同じ音程が続く場合も、音色は同じとは限りません。「1-2」と「1-3」では、性格が違いますね。
3小節から4小節にかけてのメロディーは、「高い音にピークを持つ、典型的な」歌い方が出来ます。「4-1」が最も開いた音で、「4-3」に向け、音量も、音色も閉じてゆきます。
|