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マヌエル・バルエココルドバこぼれ話

マヌエル・バルエコ講習会

現代ギター誌2001年11月号誌上の拙著内、バルエコ講習会の欄で書きましたが、歌い方に殆どの時間をさく彼のレッスンの特質を具体的に御紹介します。

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今回は、ある受講生がバルエコ編曲版の「カディス〜スペイン組曲より」(アルベニス作曲)を用意して来て、受講時間の約6割程を、この部分の歌い方に充てられていました。ジャンルに関わらず、楽器でメロディーを演奏する場合、最も基本的で重要。かつ、充分認識し実行している人は少ない、といった部分ですので、ここで簡単に御紹介します。

(注)譜面内の数字:上段は小節数。下段は小節内に、出てくる順に番号をふったものです。音名での解説にすると文章が煩雑になるのでそうしました。
例えば、「3小節目の2拍目、裏拍のF#音」「3-3] という具合です。

イントロに続く、メロディーの冒頭です。

このメロディーを、口で唄わせます。その時に、それぞれの音の傾向をしっかり認識させます。
(例えば「ら」や「ぱ」や「う」、「m〜」など)
要するに「む〜」は「あ〜」に比べ、口はすぼまり、音色は曇るわけですね。それをギターで真似るわけです。

例えば「2-1」は、やや曇っていて、「2-2」は口が開き、音色も広がるわけです。それにあわせ、タッチをコントロールするのですね!

また、同じ音程が続く場合も、音色は同じとは限りません。「1-2」と「1-3」では、性格が違いますね。

3小節から4小節にかけてのメロディーは、「高い音にピークを持つ、典型的な」歌い方が出来ます。「4-1」が最も開いた音で、「4-3」に向け、音量も、音色も閉じてゆきます。

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「如何だったでしょうか?少しでも参考となれば幸いです。