「ギターの詩人」〜セレドニオ・ロメロ(1996年作品)
Poet of the Guitar/Celedonio Romero
ギターの王族 ロス・ロメロスの家長 セレドニオ・ロメロ。
末期ガンに冒され、召される直前にレコーディングされた、稀代の名人、渾身の力作は時代を超え伝説となる!
これが死を目前に控えた老人の音楽なのだろうか!陳腐な「枯れ」など、微塵もない正真正銘の名人芸!
ここに強靱な聖人の魂が刻まれた。
商品コード:CT001
¥2,730(定価)/¥2,600(税抜価格)【解説/日本語対訳付】
ペペ田代のレビュー
歴史に刻まれた名手の最終録音作品。末期ガンにより、死を目前に挑む渾身のパフォーマンス。自作曲の代表作「アンダルシア組曲」「ロス・マエストロス」が収録された決定盤。彼がいかに優れたクラシック音楽家だったのか、その実力が刻まれた、正に無くてはならなかったアルバムと云えよう。そしてこの作品は、技巧を超越した部分でも、あまりに感動的だ。音楽の、そして芸術の本質がここにある!本作は稀代の芸術家の至高なる愛に溢れる聖典だ!
奏者紹介
セレドニオ・ロメロ(1913年3月2日−1996年5月8日)
「ギターの王族」と讃えられるギター一族ロメロスの家長。作曲家、ギタリスト、詩人。数々の輝かしい経歴、表彰歴からも、この芸術家がいかに愛され、高く評価されていたのかがわかる。召される直前に録音されたこのCDに陳腐な「枯れ」など微塵も無い。ここに私は強靱な聖人の姿を見る。末期ガンに冒されたこの時期、生涯をギターに捧げた聖人は何を想い、マイクロフォンの前に座ったのであろうか?名人芸と讃える前に私はこの音楽に感動し、スピーカーの前に佇まいを正さずにはいられない。そして、彼の蒔いた種は、時を超えて受け継がれている。
息子達のコメント
父の人柄には天才だけが持つ気品がありました。父の目標は、一音も損なうことなく音楽を愛で満たすことでした。死が近づいていた頃の彼はまるで魔法のお城で遊ぶ小さい子どものように、音楽が持つ不思議な力を感じていました。父は名人の中の名人でしたが、同時に名人芸そのものが目標となることが気に入らなかったのです。音楽、ギター、愛と人生の詩、芸術への献身。これこそが、父の熱情の中で燃えているものだったのです。
長男セリン・ロメロ
父は私の知る限り最高のギタリストでした。私という人間は、父の音楽という大いなる樹の子孫でしかないのです。そして私から次の世代に伝えられるものは全て、音楽の大地に深く根ざしたあの美しい根の一部なのです。
次男ペペ・ロメロ
父がくれた最高の贈り物は、心の中に自分の音楽の自然な流れを作ってくれたことです。彼は決して押し付けることはしませんでした。父は相手が望んでいないものを押し付けるようなことは絶対にしませんでした。父はインスピレーションの源を授けてくれました。私はそのインスピレーションを常に持ち続け、成長してきたのです。私は自分がたいそうな批評を受けたり「賞」をもらったりすると、それをすぐに父に譲り渡したくなりました。それは父の最期が近づいても同じで、彼はいつも喜んでくれました。
三男アンヘル・ロメロ
(収録曲目)「アンダルシア組曲」(C・ロメロ)
- (I)ソレアス
- (II)アレグリアス
- (III)タンゴ
- (IV)サパテアド
- (V)幻想曲(キューバ風)
- セヴィーリャ(I・アルベニス)
- 幻想曲(with out Opus) (F・ソル)
- 前奏曲 第1番 (H・ヴィラ=ロボス)
- 練習曲 第1番 ( 同 上 )
- 前奏曲 第3番 ( 同 上 )
- アストリアス(I・アルベニス)
- アラビア風綺想曲(F・ターレガ)
- ハンガリー幻想曲 (J・K・メルツ)
「ロス・マエストロス」 (C・ロメロ) - (I)コプラ(唄)
- (II)ラ・ルエダ(輪)
- (III)バイレ(踊り)

