ふじ丸クルーズ第5日

 今日は終日太平洋クルーズ。揺れてます。海に白波が多くみえますな。私は午前中から「シアター」にてゆっくり練習。3時からデッキにてゆっくり葉巻を楽しんでいると、イルカの群れが特別出演。しかし、こうやって海を眺めていると、どうしてこんなに時間が気持ちよく過ぎてゆくのだろう。幸せだ。
今回はハバナのモンテクリスト3番を持ち込んで。潮風に吹かれつつ、キラキラ波に目を細め、勿論ビールも忘れずに!なんという至福の時だろう!この日をもう一度やりたいな。そしたら、もっと上手に満喫できるのに!

 夜、スタッフの打ち上げパーティーがあり、皆さんと親交を深めたわけですが、私は昔から大の「豆好き」で、その中でも「そら豆は豆の王様だ~!」と思っていて、で、「そら豆を目の前に山盛りにして気が済むまで食べてみたい」と常々思っていました。
 すると、「!!!!!!!!!!!!」。
素晴らしい光景ですな。勿論、私はこの皿の前に座ったぞ!
ウレシイそら豆てんこ盛りも、若干塩味が足りなかったなぁ。でも、大満足!これ、夜中の12時だよ!?

ふじ丸クルーズ第4日

今日は種子島上陸。午後から雨となりました。また、強風を伴う低気圧が接近しているので、予定を2時間早め午後4時の出航に変更となりました。
 私はこの晩、コンサートなので、午前中、島を散歩して午後はステージに備えようと思い。散歩に出ましたが、しかし、何も無いところですな。海女さんが「とこぶし」を採っていたりと、のどかな景色を葉巻を楽しみつつ7~80分散歩していると、知り合った乗客の方がレンタカーで来て、同乗させてもらい、おもわず観光できました。その方との会話でも、非常に感銘を受けたり、勉強になるお話を沢山きけたので、望外の幸運となりました。
種子島の景色

 ふじ丸は、食事が素晴らしく、食いしん坊の私としては連日ハッピーだったし、もちろん全皿、写真に撮りましたが、皆さんにはこの日のランチをご紹介します。
第1皿は「ブイヤベース」。勿論「ガーリックトースト」も添えられます。素材、味付け、どれをとっても素晴らしい!

メインは「赤鶏のグリル 山椒胡椒ソース」。これは素晴らしかった!最も印象深いディッシュでした。

 この日は出航を早めたくらいなので、夕方から揺れに揺れて、ステージでの演奏は大層、苦労してしまいましたが、MC(お喋り)で大いに笑ってもらい、喜んでいただきました。
 今回のエントリーはご年配の方がほとんどだったのですが、流石に人生経験豊富な皆さん、楽しみ方をご存知で、だいぶ助けられました!頭が下がります。心からの感謝を改めて。

ふじ丸クルーズ第3日

 今日は屋久島に上陸の日。天候に恵まれました。奇跡的なのだそうです。「屋久島は1年に400日雨が降る」といわれているらしく、ここまでピーカンになるのは、年に1~2度だそうです。私は「屋久杉」に長い時間、関わりたかったのでレンタカーを借りて単独行動をしました。世界遺産に登録された美しい自然が残る島を、標高1000mまで登ってゆきました。まずは林道に入る前にとった緑の写真です。
緑深い山

 そして「ヤクスギランド」という、原生林をベースにした森へ。ここで巨木に触れ、屋久島の神様の息吹を感じました。私は「80分コース」をベースに「150分コース」の一部にも入っていったので、ほとんど山登りとなってしまい、疲れましたが、気が済むまで屋久杉と関われたので、大満足となりました。
屋久杉の巨木

ちなみに、道に「猿」「鹿」が出てきました。車窓から撮ってみました。


鹿

クルーズ第2日

 ふじ丸クルーズ第2日。この日は天候に恵まれ、風も無く波高が20センチ程度の絶好のクルーズ日和になりました。私も練習やミーティングの合間にデッキへ出て、美しい風景を堪能しました。まずは明石海峡大橋と、淡路島。ここが「阪神淡路大震災の舞台だったのか」との思いも、にわかに信じがたい美しさでした。
美しい淡路島

 いい気になってデッキで陽にあたっていたら、真っ黒に日焼けしてしまいました。この好天のおかげで、ランチはデッキでのバイキングランチとなり、楽しく潮風にくすぐられつつの会食。
 瀬戸大橋も見ましたが、瀬戸内海に点在する島々の美しさに見とれました。この晩、私はステージだったので、練習のため終日楽しめなかったけど、充分堪能できました。
美しい島々

ふじ丸~屋久島クルーズ 第1日

 今年の始め頃、旅行会社PTS様から、「5月に屋久島へ行くクルージングのツアーがあり、それにゲストプレーヤーとして乗船し、演奏しないか?」とのオファーを頂戴しました。豪華客船での演奏は未経験でしたが、「学び」の良い機会と思い快諾させていただき、今回、無事にツアーをこなすことが出来ました。
 皆さんにも、私からのツアー報告ということで、楽しんでもらいたいと思い、写真共々6日間の楽しいツアーをご報告したいと思います。
 まずは日程ですが‥‥
5/13(日)第1日 昼12時 東京晴海埠頭を出航~終日太平洋をクルーズ
5/14(月)第2日 朝、大阪湾を通り、瀬戸内海を終日クルーズ
5/15(火)第3日 朝、屋久島に接岸~上陸
5/16(水)第4日 未明に出航~朝、種子島へ接岸~上陸~夕方出航
5/17(木)第5日 東京へ向け終日、太平洋クルーズ
5/18(金)第6日 朝9時30~晴海帰航 10時~下船
という日程。で、まずは第1日のご報告。
ふじ丸全景

天気予報が大いにハズレ、「曇り~風」となりました。ともかく船の揺れは「風」が原因だそうで、乗り物酔いの薬&注射のお世話になった方も多かったようです。
 私は生れてこのかた、乗り物酔いをしたことが無いので、なんとも無かったです。勿論ギター練習しましたが、これは流石に、揺れていると厳しいです。弦がつかまらず、結果的にフォームが崩れることになってしまいました。良い勉強でした。
 大海原に見える夕焼けは美しく、目にまぶしかったです。
太平洋の夕焼けが始まる

ストラトの話-2

 前々回に続きストラトの話~2。今日は、ネックの仕込み角度の話。5~60年代のネックはデタッチャブル4点ネジ止めジョイントで、70年代に入りCBS社傘下となって大幅なモデルチェンジをして、「仕込み角度調整芋ネジ式3点止め」になりました。
 このことからも分かるように、ジミヘン以降、アームを激しく使う演奏が一般的となり、アームを(アップ可能な)フローティングにセッティングするプレーヤーが増えたわけですな。
 そこで起こる問題が、ブリッジサドルを最低に低めても、ハイポジションで弦高が高い現象が起こったわけです。
 で、その解決方法として、ギブソンのようにネックの仕込み角度をつける方法。これによって前述の問題点は解消されたわけ。
 でも、勿論欠点もある。ボディーとの接触率が下がるフローティングは、サスティン(音の伸び)と音圧の面で、フィックスより劣るわけ。それにまして、ネックまで接触率を下げてしまうのだから、だいぶ軽いなり方になってしまうわけ。まあ、「パコーン」といった感じのなり方ね。
 それもストラトのキャラクターとして愛する方が多いのですが、何れにせよ問題点だったに違いは無い。
 で、こういった構造(設計)上の欠点を、次世代の新設計のギターたちは改良してゆくのですが、どうにも、オリジナルのストラトの魅力を超えられない、といった現象が今日まで続いています。
 面白いよね。またまた、あっと言う間にこんなに長くなっちゃった。また次回に続く。

ペペ・ロメロ・Jr 新作ギター#116

ついに、私用に発注していたペペ・ロメロ・Jr氏制作の新作ギター「#116」が到着しました!
 私は彼の「#16」「#66」を所持していて、現在はCD、コンサートなど「#66」をメインに使用しています。(#16は行田教室にて愛用しています)
 この、ギターに付けられた制作番号からもお察しのとおり、私は彼の全ての「16番ギター(16,66,116,166‥)」を譲ってもらう約束をしていて、毎回楽しみにしています。
 で、今回のギター、実に素晴らしい出来で、感激しました。私が社長になっている会社「ペペタス社」が「ペペ・ロメロJr.ギター」の日本での正規輸入販売元なので、今まで輸入販売したギターは全て、検品のため私が試奏し、つぶさに見ているわけですが、毎回見受けられる作品の進化(長足の)には、まったく脱帽するし、現在では世界ナンバーワンの実力を持ったコンサートギターといえるでしょう。
 しかし、今回の116はスゴイ!音量、音色が素晴らしいのは当然だけど、ともかくリトルペペのギターは「音楽的に鳴る」のが特徴で、今回はその辺が、より一段高いところに登っているんだ。
 分離がよく、コードサウンド時のバランスや、各音の聞こえ方が素晴らしく、チューニングが少し(極小)でも狂うと、一発で分かるぞ!(ここまで良いギターを私は知らない)
 もう、5月のステージから使っちゃおうかな?と思ってます。流石に2~3週間弾いて、私自身が#116に馴染まないと、流石に本番は怖いから。
 と言うことで、「最高のギター」を手に入れた喜びは、人生最高の喜びに等しい!私は実に嬉しいウレシイ一日を過ごしたのであります。
 終日、弾き狂っていたのは言うまでも無い。

JUGEMテーマ:クラシックギター

ストラトキャスターの話

 今日から何回かに分けてストラトキャスターの話。いつもペペ田代ブログには、ギターの話が出ないというご批判に答え、連発で行くぞ!
 さて、ストラト。今日のテーマは「調整」。
 ストラトほど、調整で音やなり方が変わるギターも珍しい。ゆえに、さまざまなバリエーションを生み出してゆく母体になった側面があるのかもしれない。
 まず、シンクロナイズド・トレモロユニットの調整~フローティングかフィックッスによってなり方が大分違う。もちろん、アーム多用するなら断然フローティング。
 アームを使用すれば、どうしてもチューニングがくるう。これはもう仕方ない。よく「自分のはくるわない」という人がいるが、シビアなレコーディングでOK出るほどのレベルではないので、そういう意見を言っている人は、耳が悪いし、シビアなレベルで仕事してないんだな。間違いない。断言します。
 で、ステージだと「いかにくるいを最小限にとどめるか?」という話で、基本ルールはシンプル。「アップで終わる」イコール「弾き終わって、音がない一瞬に、一瞬アームをアップしとく。ついでに複数弦をチョーキングアップしつつ」がベスト。
 単純に、バックに収めてあるスプリングで戻ろうとする力より、弦で戻ろうとする(長い物体、距離でと言おうか)力のかかり方のほうが正確に戻ってくれるので、くるい難いということ。
 なのでジミヘンみたいにアームダウンで終わってしまい、そのまま次のフレーズにかかる演奏をしてると狂いまくるよ、と言うこと。ジミヘンはスプリング5本バリバリのフィックスだから余計そうだね。でも、フロイト・ローズなき時代に、あの音程幅のアームダウンは画期的だったのでしょう。
 ありゃ、もうこんなに話が長くなってしまった。では、次回に続く・・・。

ペタカメ・ブログは面白いなぁ

 私の奥さんがやっているペタカメ・ブログは、私の夕飯などを写真入で紹介していて、なおかつコメントが面白いので、とても気に入っています。[:拍手:]
 でも、食事って一人文を写真に取ると、よほど豪華版にしないと貧弱に見えるって、ペタカメさんが言っています。[:ニコニコ:]
 しかし、野菜はおいしいなぁ。[:楽しい:]私が野菜好きになったのは、やはりおいしい野菜を子供の頃から食べていたせいでしょう。[:きのこオレンジ:]
 行田の実家では、よく野菜をもらいます。[:おてんき:]もらう直前に収穫した場合が多いので、まったくもって、「土の精」を頂くような、煌びやかな香りがします。[:祝:]
 そんなおいしい野菜を食べると、私はすごく幸せを感じます。[:かわいい:]
 ギターも木だから、「土と空気の精」。野菜は「土地の水の精」かな。[:おてんき:]
 自然は素晴らしいですなぁ。[:地球:]